M1の衝撃から半年

Apple Silicon、M1のMacが発売されはや半年が過ぎまして、近々発売されるカラーバリエーションがキュートなiMacやiPad ProにもこのM1チップが搭載される事でさらに盛り上がって来ましたね!!

私も昨年末に購入しガッツリ使ってきまして、先日紹介したWebアプリなんかも、JetBrainのApple Silicon対応版のPHPStorm2020.3でコーディングを行い、画像編集などはApple Silicon対応版のAdobe PhotoshopやIllustrator(いずれもBeta版)を使用して作成しました。

これまでIntel環境での使用が主力であったアプリがApple Siliconに着々と対応してきており、さらに今までよりサクサク動くような発展も感じられ、コンピューターの世界のお祭りを楽しんできた、そんな半年だったなと思います。

そんな無敵感さえあるM1搭載Macbookシリーズですが、看過できない弱点がそれなりに存在しており、外部モニター出力は通常1台までなどの制限はクラムシェルや複数モニターで作業する環境を望む方には大きな痛手となっています。

そんな中でも私自身が思うM1 Macbookシリーズの最大の欠点はThunderbolt3/USB4ポートが2ポートしかない点です。

Thuderbolt3ポートは元よりその上位互換のあるThunderbolt4ポートを1つから3つに分けて同時利用できる最強ハブ、OWC Thunderbolt Hubを入手したのでM1 Macでの使用感を早速レビューしていきたいと思います。

Thunderbolt3/USB4ポートとは

早速レビューとか言いましたがその前にMacbookシリーズ・iPad Pro(2021)に搭載されているThunderbolt3ってなんぞやっていう話からしていきたいと思います。

AppleのThunderbolt3/USB4ポートは、このM1シリーズから初めて搭載されたポートで、Macbook Pro 2016 Lateより搭載されたThunderbolt3ポートより新しいUSB4規格に対応した次世代のポートです。

AppleのUSB4はThunderbolt3をベースとしたUSBの新規格です。なんのこっちゃって感じですが、Thunderbolt3の持つ機能をUSB4は全て内包するという事です。

Thunderbolt3は転送速度が理論値で40Gb/sまで対応しておりThunderbolt3タイプのNVMe SSDを繋ぐ事でとんでもない速度でファイルの送受信ができる規格です。ファイル転送だけに止まらず、M1では非対応ですが外部GPUを繋ぐことができたり、USBのハブを繋げられたり、モニターへ出力できたりと様々なことを1つの規格でさせられるとても便利なポートです。

先ほどからAppleのUSB4と記載していたのは意味があり、USB4全てがThunderbolt3の機能を内包するかどうかというのは実は別の話で、搭載する側、この場合Appleによってその規格を採用するかしないかを決められるという点がハマりポイントです。

USB4は幅広い

例えばUSB4を名乗るには要件があり、ホスト側(PCやMacなど)がUSB1/2.0をサポートすることや、USB4の20GB/s速度転送モードのサポート、Displayport Alternate Modeをサポートすることは必須要件なのですが、Thunderboltの代替モードはオプション扱いなので対応しなくてもUSB4を名乗ることができます。

ThunderboltのHubや周辺機器でも必要要件がありますので、一概にUSB4に対応しているからThunderbolt3の規格が使える、という風にはならないというのが注意ポイントとしてあげられます。

その要件は英語版のUSB4のWikipediaに詳しく掲載おります

https://en.wikipedia.org/wiki/USB4

話を戻して、AppleのMacbook Pro 2020 M1におけるUSB4はThunderbolt/USB4の記述があり、USB4での通信は最大40Gb/sでThunderbolt3に対応しているという点から、Thunderbolt3が使えるUSB4ポートであるといえます。

M1はThunderbolt4ではない

そしてちょこちょこ話に出てくるThunderbolt4は、また似て非なるポートで注意が必要です。

Thunderbolt4はThunderbolt3のさらに上を行くポートですが、見た目は同様にUSB-Cのツラをしています。

Thundebolt4ではケーブル長が2.0mでも40Gb/s出すことができます。Thuderbolt3では0.8mまでしか40Gb/sが出せなかったので、デスクの上にThunderbolt4対応のPCを置いてデスクの下にRAIDのSSDケースなどを置く場合などに取り回しがよくなるなど、歓迎ポイントの一つですね。

そして1つのポートから4Kモニターに2つ出力できるようになります。Macの場合はOS自体がMSTに対応していないため実現できませんが、Windowsの場合は大きなアドバンテージといえるでしょう。

その他、Thunderbolt4接続の機器からマシンのスリープを解除できるようになったり細やかな違いはあれど、Thunderbolt2からThunderbolt3になった時ほどの大きなアドバンテージは無い分、Thunderbolt3に対応していれば問題ないと言えます。

そんなThunderbolt4搭載の製品は2021年以降発売なので記事を作成している段階ではそこまで多くなくこれからの規格です。M1のMacはThunderbolt3規格で、Thunderbolt4はIntelが中心となって策定した規格なので、MacがIntelから離れた今、M1の系譜へ完全対応してくるかどうかはまだわからないですが、これからに期待したい所ですね。

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OWC Thunderbolt Hubのご紹介

さて、前置きがいつものように長くなりましたが、OWC Thunderbolt Hubを細かく見ていきましょう。

OWC Thunderbolt Hub 製品ページ

このThunderbolt HubはなんとThunderbolt4のハブなので、これから登場してくるThunderbolt4製品にももちろん対応しています。将来性のある製品ですね!!

Thunderbolt4は下位互換があり、Thunderbolt3だけでなくUSB-Cの製品であれば繋げてそのまま使用できちゃうのでとても便利ですね。

OWC Thunderbolt Hubは最大60Wのコンピューター電力供給を備えたThunderbolt4ポートが1つ、ハブやSSDなどに繋げられるThunderbolt4ポートが3つ、USB-A(10GB/s)が1ポートついていて非常に拡張性に富んだ構成が可能となっています。

60Wの電源であれば、13インチMacbook Proなら使用しながらに完全に充電できるほどの能力で、GPUを搭載したIntel Macbook Proならば思い作業をしなければ充電が減らない程度には充電してくれるので安心ですね!

注意すべきポイントですが、MacはBig Sur(11.0)以降でないと使えないので、過去のバージョンを維持している方々は使用できません。

さて、開封!

パッケージです。結構ずっしりしています。

内容物です。はじめからThunderbolt4ケーブルも入っていて嬉しいです。UADのApolloは付属されておらず結構Thunderbolt3ケーブルはお値段も少しかかるので同梱されていると非常にありがたいですね。

DCアダプターはゴツい系です。CalDigitと似た感じですね。配線の工夫ができますのでデスク周りがキレイにできたりできるのがまたいいポイントです。

PC接続側のポートです。USB-A3.2ポートもあり10Gb/s対応なのでいわゆるUSBなこの形の最高速度が出せますね。過去のUSB-Aハブなんかが活かせてGOODですね。

裏側です。Thunderbolt4ポートが3つも…。たまらないですね。これを待っていたのです。電源もこちら側になります。ケンジントンロックもついており防犯対策もできますね。

我が家の構成は…

こうなりました!!

CalDigitのTS3 PlusとUniversal Audio Apollo Twin Xを接続するに至りました。1ポートは空けておきます!

TS3 Plusは非常に優秀なのでそのまま続投させています。OWCのThunderbolt Hubが1ポート余っているのでそこからモニター用に出力するでも全然大丈夫ですが、USB-AポートやUSB-Cのが2ポート、SDカードなどが使用できるので拡張Dockとして使用し続けようと思います。

余談ですが実はDisplaylinkなんかも持っていて複数モニター出力環境はあるのですが、現段階のM1でのDisplaylinkのDriverがモニターの回転に対応しておらずフリーズしてしまうので繋がっているだけで今は未使用です。回転しなければ普通に使えますよ

Plugable 480GB Thunderbolt3 External NVME SSDの内蔵SSDをCrucial M.2のSSDへ換装したもの(過去記事参照)です。接続した時の速度はTS3 Plusが一番遅く、OWC Thunderbolt Hubに接続した時は1割程度速くなったのですが直接接続した場合はさらに1.5倍の速度が出ますので、直接接続と相成りました。

↑OWC Thunderbolt Hubに接続したPlugable 480GB Thunderbolt3 External NVME SSDの速度

↑M1 MacのThunderbolt/USB4ポートに直接接続したPlugable 480GB Thunderbolt3 External NVME SSDの速度

M1 MacでThunderboltハブを繋いだSSDの速度が少し落ちてしまうのはまだ発展途上だから仕方ないってことなのかもしれませんね。ただ直接接続だとだいぶ健闘しているのでアリですね!

前面のUSB-Aポートにはその辺に転がっていたUSB 2.0のハブを挿して使っています。Apple Watchの充電やWebカメラなどを接続して使用できています。1つUSB-AがあるおかげでThunderbolt4ポートを無駄に消費しなくても良いのがとても気が利いていて良いですね!

一点気をつけたい所は、Thunderbolt3のコネクタはちょっと抜けやすいのでしっかり挿していてもちょっとした力のかかり方で簡単に抜けてしまうので、取り回しには気をつけたい所だと思いますね。

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M1 Mac、機能不足と言わせない

M1 Macの発売時に一番気になったのはこの2ポートしかないThunderbolt/USB4ポートでした。

OWC Thunderbolt HubのおかげでMacbook Pro 2016の頃からThunderbolt3専用で固めてきた環境の維持に加えて1ポート空けられた精神的余裕は何にも変え難い安定感が得られました!

これでまた新しいThunderbolt3の製品が発表された時に心置きなく増やすことができますし、最高です!

Thunderbolt3/4・USB4ポートの制限で困っていらっしゃる方にはぜひおすすめの製品です!

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この記事を書いた人

syakegon
syakegon
Web屋さん。趣味でこのサイトのデザイン変えてみたり記事書いたりしています。 ガジェオタ、機材オタ。気に入ったものをレビューしていきます。 たまにはWebのTipsなんかも書きたいなと思っています。 最近はSTEAMでメトロイドヴァニア系を漁ってます。

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