Universal AudioのDAW「LUNA」を使用したファーストインプレッションレビュー!!





    2020年4月8日にUniversal Audio社からThunderbolt対応のApolloシリーズのオーナーに対し、マルチトラックレコーディングツール(通称DAW)「LUNA」を無料で配布をはじめました!

    私はApollo Twin X / DUOを所持しているので早速ダウンロードして、少し触ってみた所で感じた事をつらつらと書いてみようと思います。

    注目のDAWがどのようなものだったかをお伝えできればと思います。

    LUNA発表に併せてCatalina対応



    CatalinaでUAの製品が使用できない状態が続いていましたが、LUNAの発表に併せてCatalinaに正式対応されたようです。良かった!

    早速1.01発表!



    初日、ダウンロードはできたものの起動ができず、世界的にも混乱が起こっていました。

    オーディオアプリの定番認証ツール「iLok」の認証がLUNAの起動時に自動的に作られるという事だったみたいなのですが、作成されはするものの認証が通らずだったという状況だったようです。

    その後、再起動してみたりiLokにログインしてみたりあれやこれやしているうちに使えるようになりました。

    そのあたりの不具合の解消かどうかまではわかりませんが、ログイン周りの不具合を解消やAuto-Tune Realtime Advanced等計5つのプラグインが正しく動作しなかった事の修正などを含めたアップデートがありました。1.00→v1.01となりました。

    認証については対処法が記載されておりましたので、リンクを張っておきます。

    Switching iLok Modes when there are LUNA Activation Issues – Universal Audio Support Home

    LUNAのざっくりレビュー!





    LUNAを起動させると自動的にConsoleがLUNA用に切り替わるようです。



    LUNAでトラック録音をする場合は、TrackメニューのNew Trackからオーディオトラックのフォーマットを選んで作成します。



    対象のトラックの「IN」がConsoleの各トラックと連動していて、録音ボタンを押すと左手にあるINPUTスロットがConsoleと同じ設定になります。

    UNISONやINSERTSとかで使用できるエフェクトを選択できます。

    UNISONは基本掛け取りで、後々トラックに対して色々したいのならば、INSERTSにエフェクトを追加するスタイルになるかなと思います。



    UNISONやINSERTSにUADプラグインを使用してモニタリングするとレイテンシーを感じないのでこれはやっぱり凄いなぁって思いますよ!!録音後の音の差異が少ないですし、素晴らしい〜!Amazing!

    その他のDAWに付いているエフェクトなどをかけた状態で一旦オーディオデータをレンダリングしておいてCPUやDSPの消費を防いでおく機能「フリーズ」は現時点では対応していない模様。エクスポートして取り込み治なおすことで現時点では対応するしかないようです。フォーラムに将来的に対応するような旨が書かれているので、そこは期待しています。

    LUNAに付属のソフトウェア音源、Shapeは使ってみた感じでいうとAudio Unitsかなと思います。少しレイテンシーを感じます。

    Audio Unitsは普通にINSTRUMENT欄に表示されます。他のDAW同様に使用できます。こちらはapolloのDSP処理の恩恵はもちろん受けられませんので、CPUに処理をさせることになります。



    Shapeのドラム音源OWD KIT 1でAbleton Push2で打ち込みをしてみました。Ableton Push2の方はなんの点灯もしなかったのですが、MIDIは出力できたので普通に打ち込めました。



    MIDIトラックはピアノロールにて表示になります。ベロシティをクリックすると同一のノートは色が変わってくれるので細かく微調整が可能です。Qボタンでクオンタイズも効かせられるので嬉しいですね。

    その他、現在UA公式のフォーラムにて様々なディスカッションがされています。気になる方はチェックです!

    LUNA FAQ

    フィジカルモデリング技術とは?





    そういえば、LUNA発表と同時に新たなプラグインが発表されました。

    Universal Audioといえば、ハードウェアのために作られたプラグインが特徴です。その話は前回のブログに思う存分書かせていただいていただきました。

    [blogcard url="https://www.musicubicle.com//2020/01/uad-apollo-twin-x-review-2020-luna/"]

    今回、LUNA公開にあたり加わったプラグインが、 Steinway Model B grand pianoをモデリングしたRavel Grand PianoとMoogのminimoogなどのソフトウェア音源です。


    Universal Audio初のアコースティック楽器モデルであるRavelは、Steinway Model Bグランドピアノの精巧なエミュレーションです。* UAの業界をリードするフィジカルモデリング技術に基づいて構築されたRavelは、比類なきリアリズムと共鳴するダイナミクスにより、他のピアノプラグインやサンプルライブラリーをはるかに凌駕します。
    Universal Audio RAVEL概要ページより


    フィジカルモデリング技術と書かれていますが、これが他のいわゆるサンプリング音源との大きな差となります。

    サンプリング音源は精密に録音された音を集めてMIDI機器のベロシティでレイヤーを分け、そのサンプル音に対してエフェクトをかけて楽器を表現する音源です。

    フィジカルモデリング音源は、たとえばピアノ音源とすれば、ピアノの構造や弦・ハンマーなどピアノ自体を計算でシミュレートする技術で表現する音源です。その出音も、どんな部屋でどの位置でどんなマイクを使うかなどをも全て計算で行うというとてつもない試みを持って作られた理系な音源となっています。

    サンプル音源とフィジカルモデリング音源





    ピアノ音源でもサンプル音源とフィジカル音源とで様々リリースされており、Native InstrumentsのALICIA KEYSやSynthory Ivoryシリーズ、spectrasonicsのkeyscapeなどはサンプル音源です。

    サンプル音源は、その名の通りサンプリングされた音の集まりで、ピアノの音を録音したものをベースにエフェクトをかけたりするものなので、CPUのパワーは食いませんが、1台のピアノを表すのに数GB〜何百Gバイトの容量を使うこともあり、メモリーはものすごい食います



    フィジカルモデリング音源では、pianoteqシリーズ等が有名で、バージョンを重ねる度に進化を続けていてファンも多い音源です。

    サンプリング音源と違いわずか数百MB程度で容量が済むので、容量不足にはありがたいのですが、全て計算で行うためCPUの力をものすごく食います

    あと計算によって出音が作られているため、音自体がシミュレートとなります。どれだけ構造が同じであれど、使っている木材や、弦の種類、使われている素材の違いなどが音に影響が出るので、どれほど元の楽器と音が似せられるかは、それ相応の研究や知見がないと実現は難しいと言えるでしょう。

    モデリングをハードの任せられる





    そんな、とてつもないハードルを越えようとしているのが、Universal AudioのRavelなのかもしれません。UADプラグインとしてRavelが存在するのは、そういったピアノ1台をシミュレートするパワーをハードウェアDSPに移譲する事ができるということが最大のメリットです。ニアゼロレイテンシーと謳っているので、ほぼほぼ0に近い速度で遅延なく処理をし、CPUには他の作業を割り当てられる、凄いと思います。

    2020/07/29訂正:コメントでご指摘をいただいた通り、LUNAのInstrument群はNative動作(CPU)のようです。大変失礼いたしました。訂正させていただきます。

    同様に、MoogのMinimoogもモデリングシンセもアナログ回路をシミュレートし作られているのが利点ですね。

    音はYouTubeで聞くことができますので、違いを楽しんでみるのも面白いでしょう。





    LUNA、これからも発展は続く!





    話をLUNAに戻しますが、DAWとしては新生ですので、Ableton LiveやCUBASE、ProToolsと比べてまだまだかゆい所があったり、世間の求めている機能がまだ載っていないので、まだあれこれ他のDAWのほうが優勢かなーと思われる箇所が残ってはいます。

    ただLUNAの最大の特徴であるUADプラグインをそのままモニタリングしたまま録音に持っていけるこの感じは他では真似できない機能だと思います!

    ドラムトラックやシンセを打ち込んで、ギターで録音して、ボーカルを録音するような使い方であれば、現状でも十分使える素晴らしい出来にはなっていると思います!

    これからもっと多機能に詰め込んで、他の老舗DAWを食っていくような凄いDAWになる予感がビシビシ来ています!!これからも楽しみです!!

    LUNAはThunderbolt対応のApolloシリーズに無料で提供されるDAWで、Apolloシリーズはハードウェア出来が素晴らしいので、それだけでもおすすめできる商品なので是非チェックしてみてください!

    こんなご時世だしこのLUNA勉強がてらにたまには曲作ろうかなぁ〜って思いました!!まずはまずはドラムからポチポチ…。

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