とうとう出ました!!待ってましたよ!IK Multimediaさん!!
アンプシミュレーターといえばPODシリーズ!という地位が確立されていますけれどもそれはハード界の話。
ソフトウェアではNative Instrumentsの"Guitar Rig"シリーズやWAVESの"GTR"など、さまざまな会社が
さまざまな変化をつけて販売しています。その中で、iPhone/iPod対応のモノを先陣を切って出してきたのが
このIK Multimediaの"Amplitube"シリーズです!なんとフリー版まで存在するその太っ腹さ!!男前過ぎます!
今回はレビュー動画も含めて3種類ある中からFREE版を今回は紹介してみたいと思います。
[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=a1KTDWbUJ54&hl=en\_US&fs=1&border=1\]
動画をごらん頂ければ幾分かイメージはついていただけたかと思います。
稚拙な我がギターテクも披露されています・・・。
それはさておき!
いやーここまでのデキだとは正直思いませんでした。
このアプリが出る寸前に本来600円が期間限定無料で公開された"RiotFX"というアンプシミュレーターがあったのですが
それは、結構なレイテンシーがあって実用的では正直無いような気がしたんですが、
この"Amplitube"に関してはその不安を払拭するデキ、ほぼレイテンシー無しで、ハードウェアのアンプシミュレーターを使用しているかのようでした。
起動後の画面です。音のヘッドフォンを下げろ、みたいなアラートが出る事があります。
今回、前回polytuneの時に使用した4芯のプラグにGRECOのSTUDIO GANGと言われるヘッドフォンアンプでボリュームを
気をつけながら使用しました。このAmplitube用に開発されたiRigだとそういうまどろっこしいことをしないでも最適なサウンドが得られるのかもしれません。が、まだ発売されていないので、今回はこの仕様でやりました。
ツマミの部分は指で動かせるようになっており、音作りも豊富です。
それぞれのバージョンの違いですが、
FREE版ではアンプの種類はLEADの1種類、キャビネットは1種類4音色、マイクはダイナミックとコンデンサの2種類、ストンプボックス(エフェクター)はDelayとNoise Filterの2種類と、ユーザー登録をすればDistortionが手に入ります。
LE版(350円)だと、アンプ、キャビネット、マイクはFREEと同じで、ストンプボックスがFREE版に加え、Chorus、Wahとユーザー登録でOverdriveが手に入ります。(Distorionは有料?)
FULL版(2,300円)だとアンプモデルがClean、Crunch、Metal、Bassが追加され、キャビネットも5種類に増えて、マイクは変わらず、ストンプボックスがLEに加え、Distortion、Flanger、Octave、Envelope Filter、Phazer、Fuzzが追加されてユーザー登録でOverdriveが手に入ります。
それぞれ、アプリ内課金で、ストンプボックスは1つ315円、アンプ+キャビネットは600円で追加可能となっており、FULL版はかなりのお得になっております!!
ちなみにiRigはiRigとしてだけで販売されるのか、何かしらかのバージョンが付いているのかは不明です。予想ではFREE版を使ってくれ、みたいな感じになりそうではあるんですが・・・。
付属の各ストンプボックスの画面はこんな感じ。
◆Delay(アナログディレイ風サウンド)
◆Distortion
チューナーやメトロノームも搭載されています。メトロノームはBPMを指定してやるとDelayでシンクロしてくれたりします。
ギター練習用のプレーヤーも搭載しており、Wi-Fi経由でmp3やwavデータの取り込みが可能で、計20曲まで入れられるそうです。
曲を再生する場合、Amplitube用再生データとしてデータを拡張する模様。これがうまくいかない・・・場合は、ファイル名を疑いましょう。ファイル名が日本語の場合、拡張データの作成ができずにこの画面のまま固まってしまいます。なので、ファイルを転送する際には分かりやすい英数字にファイル名を変更してやれば、拡張できないエラーは解消されると思います。
といった風に、FREE版でも十分にサウンドを楽しむことができ、練習にはもってこいのAmplitube、ぜひゲットしてみてはいかがでしょう?iRigや4芯のケーブルなどに小細工をしないと再生環境が整わないというマイナス面もあるのをお忘れなく。