行ってまいりました!
ACIDMANのライブツアー"ALMA"のZepp Osaka 1日目!(2011/3/5)
私が覚えている限り書き出していきますので、
セットリスト等のネタばれが大いに含みますので、見たくない!って方は
ブラウザの戻るや閉じるから御戻りくださいませ。
私が会場に着いたのは17:00頃。開場は17:30なのでそれなりにギリギリ。
整理番号は90番台後半だったので、良場所狙い!
じっくりしっとり聞きたい方なので前は敢えてねらいません!
物販は17:10で一旦締めきり。あとは会場してから、との事となり、
17 :20頃から整理番号順にちらほら並び始めました。
その時ホール近くに並んで、中からは"風が吹く時"のリハの音が聴こえてテンションMAX!
寒空の中、半そでで待つファンの人たちが肩を上げて必死に寒さに耐えていました。
17:30、1番~40番までが集められて、入り口前に列をなしたが、
ホールの整備に手間取っていて開場入りが押した。17:40頃、開場。一斉に駆け出す。
入り口の際にteam ACIDMANと書かれたリストバンドをもらえた!やった!
いつもの定位置、最後列手すりあたりについて、まったり1時間。
ほんと超満員で熱気を帯びてきた!見ると結構背の高いお兄ちゃん
(といっても20台前半くらいに見える)が多くて、女性より圧倒してたように見えました。
18:40頃、辺りが暗くなり、セットにかかっている白い垂れ幕に
今回は本人たちが自前で用意したという映像が映し出された。
音楽は"最後の国(Introduction)" ハンドクラップの部分はみんなで一丸となって行い
これから始まるライブを歓迎しているようなそんな感覚に。
映像と音楽が止まると、白い垂れ幕に影が出来、3人が映っていた!
沸かせて貯めて… 爆発音と共に垂れ幕が落ち"風が吹く時"開始!
疾走感と裏拍のまくしたてられ感がカッコイイ!
息のつく間もなく"ONE DAY"になだれ込み。会場も"ワンデーイ!"と拳を突き上げ
まさしく一つになった!そして上げていく曲間のつなぎを経て"飛光"へ。
ダイブする人もいたり、会場が蠢く!はじめっからこんなに飛ばしてもいいのか!!
そして、イチゴのいつもの”ようこそ!”的な一言を挟んで、新たに導入された
StingrayのMusicmanとオクターバー&ファズで超ファットなベースで始まった
"DEAR FREEDOM"へ。シンプルながら力強いサウンドと声に圧倒された。
流れるように"波、白く"のイントロをギターで鳴らし、ファンは拳を上げた。
この曲は、静と動の真骨頂というべき曲だと改めて 痛感。ユニークなリズムと
軽やかに進んでいくAメロ、 切なさを前面に出したベースラインと力強くも
儚いメロディーの融合、大サビと間奏はほんとうに波に体を揺らされているよう。
間奏の前半で清流、そして流れは奔流へと姿を変える。人の波も同じように
姿を変えていった。そんな事を感じながら身を任せていた。
そろそろ春だからあの歌を歌ってほしいな、って思いが通じたのか
"式日"がここで披露。不覚にも歌詞がすーっと入ってきて涙が出てしまいました。
2番の歌詞ほんといいですね。
縦ノリな曲なので会場も跳ねた!喜びの歌だ!
そして、これは外せないのか、赤橙。会場がおおぉ!と沸く!
赤レンガをそっと積み上げた後は、オオキが幻想世界へ案内してくれた。
足元を確認しにはいっていないが、新たにLooperを導入したようだ。
まずギターでコードを弾いて、それをLooperに記憶して次々に重ね録りしていく。
その場でオオキの手から生まれるフレーズがどんどん重なり浮遊感のある空間を
創りだしていった。それに合わせてドラムが8分で静かに入っていく。
緊張が増していき、そこから生まれたフレーズは"FREE STAR"だった。
始まるといつもと違うコード感。 Aメロのベースのルート音が違うのだ。
本来、"FREE STAR"のコードはギターがDのコードを意識してベースをGの音を
採らせる事で違った響きを出しているのだが、ベースがまんまDの音を出してた。
なので、なんだかバッツリ決まりすぎてる感じで間違ってはいないが合ってないという
なんかちょっぴり残念な気持ちになった。FREE STARはGからの下降ラインで
お願いしますよ、サトマさん!
今回はこのアレンジでいくのかな。いくんだと思います。
"FREE STAR"が終わった後、イチゴのドラムのみとなって盛り上がりを見せていく所で
後ろの黒い幕が開いて、映像が流れ始めた。
"water toom(inst.)"の始まり!まさかの復活!ビックリ!!!
映像はPV通りだが、イチゴがきちんと同期していてくれたおかげで音のタイミングと
映像がばっちり合って、感動。素晴らしい!!一同じっと聴き惚れ、終わっても拍手は無くて
空気はしんと静まり返っていて、"真っ白な夜に(inst.)"に突入。
幻想的なギターアルペジオフレーズとメロディアスなベースが印象的。
静かなオオキにフィンガーピッキングとディレイ感がたまらない。
映像は木々や花、色彩豊か。
そして一瞬にして、まわりの照明が赤くなり、サトマのヘビーなベースが世界を一変させる。
世界が一気に広がる、悦に浸る感覚。気持ち良い。そんな感覚へと錯覚する。
盛り上がりと共に映像がどんどんそぎ落とされていって音が止まった瞬間に
真っ白なキャンパスに。 カメラを引いてみると、息を切らしている白人の御爺さんが
倒れていた。これカッコイイよ!ALMAツアーのDVDに是非入れてほしいPVでした!
皆が圧巻して制止していると、アコギを持ったオオキが"ノエル"を歌い始める。
映像は薔薇に火が付いている、それを逆再生しているようだった。
ストリングスは無し。その場の3人でも随分圧倒的だった。アコギは最終的にエフェクター
によって歪み、オオキの♪ららら…が乗っかって物語の終局を見ている感覚に。
また制止していると、"OVER"開始。まさかA beautiful greedからこの曲が残るとは
誰が想像しただろう。大阪国際大学の学園祭で見たけれど、ツアーの本編に組み込まれる
とはあの頃からも想像はできなかった。
歌詞をなぞって聞いていたら、自分はその時だれかを大切に想う、大切にしなきゃ
みたいな感覚になって涙流してました。涙腺緩いんだけど、いいんだ、感動したんだ!
ラストサビあたりで"water room"が始まってからはじめて、手をあげてひらひらし始めた。
何か心が通った瞬間な気分でこの4曲の流れってなんか重要な気がしました。
そして"OVER"の終わりにオオキが「ありがとう」といってやっと拍手。
染みいるように聴く、という時間だったと思います。
そして、イチゴのグダグダトークが始まった。
事細かい事は覚えていませんが、だいたいこんな感じ。
( ´┏┓`)「今回のツアーでまたライブDVD出すんですけど、それのドキュメントは僕がこの
カメラで撮ってるんですよ」
イチゴデジビデを取り出して、お客さんを録画し始める。
( `┏┓´)「どうですか?どうですか?カメラを向けられるっていうのは!?緊張するでしょ?
僕もカメラを向けられると緊張するんですよ。その気持ちがわかるだろう!?はっはっは…」
彡・∀・)「ちょっとイチゴさんノープランでしゃべんのやめてもらえます?」
(; ´┏┓`)「えっ!?しょうがないじゃないですか!」(的な)
彡・∀・)「そして、大阪っていうだけで緊張すんのやめてもらえます?」
(; ´┏┓`)「あ、はっあ」
彡#・∀・)「!」ここでサトマ、まだ水がたっぷり入ってるペットボトルをイチゴへ投げつける
(; ´┏┓`)「うお!!」受け切れずに後ろにとんでいって、軽く痛そうな顔をする。
(; ´┏┓`)「マジでびっくりしました。スネアがスネアが…」テックが見に来る。
川 `д´)「イチゴは本当に何にも考えてないよね!今回のビデオカメラの件もうちらで決めたし、このくだりも俺らが提案したんだし」
(; ´┏┓`)「うっ!」(みたいな)
川 `д´)「今日もほら、大阪の事言うんでしょ?毎回毎回Wikipediaで調べてっていうやつ」
会場、爆笑。
(; ´┏┓`)「えっと、大阪はですねー、大阪…」
会場、がんばれー!とエール。
(この辺あいまい、すいません)
サトマ、コントラバスを要求。
川 `д´)「大阪、大阪ってRUSH BALL以来でしたっけ?」
会場「大阪国際大学!学祭!」
川 `д´)「あ、学祭かー…。11月か」
会場「10月23日ー!」
川 `д´)「そうでしたね!RUSH BALLの時の話を思い出したんですが、イチゴ君、いつもどうでもいいウソをつくんですが、その時も急に「禁煙する!」とか言ってたんですよ、あっそうですかどうぞどうぞ、っていう感じなんですけれど、そのRUSH BALLの時、外は緑いっぱいの芝生が広がってるんですよ、そこでイチゴ君タバコをぷかーって吸ってやがるんですよ!」
(# ´┏┓`)「すいませんでしたー!」(適当に)
川 #`д´)「!」酸素吸入器の酸素をイチゴに向かって吹きかける
(; ´┏┓`)「酸素はいいの!酸素は十分たりてますー!」
川 `д´)「きらいやわー…」体全体でいやさを表現
会場大爆笑
川 `д´)「今日はもういこう、ダメだわ。イチゴ今回MC不調だぞ!いこういこう」
(; ´┏┓`)「大丈夫です!こういうの慣れてます!」(みたいな事言ってたと思う)
みたいな掛け合いがありました。ダイブ曖昧ですが、ご了承ください。
イチゴがドラム開始、好き所でオオキアコギで入ってくる。"レガートの森"開始。
作品よりな曲が多いなか、なかなかの盛り上がりを見せた!
最後の方で、ギターがLooperでフレーズ録音をして流しっぱなしにして、ギターと
ベースの演奏をやめ、何やらイチゴの方に寄って行ったと思ったら、
急に太鼓叩き始めた!3人全員打楽器!
会場大盛り上がりで、みんなで手拍子。会場が一体となって同じリズムを刻んだ。
オオキはオカズを入れたりして随分楽しそう。サトマはリズムに忠実に叩いていました。
太鼓が終わり、オオキはテレキャスに持ち替え、サトマはStingrayに、そして
"Final Dance Scene"開始。サトマのスラップがブリブリしてて超縦ノリ!
これは会場もノリノリで楽しかった!これは残っていきそうな新境地でした!
静かになって、ギターのアルペジオからの"Under the rain"が始まった。
ROCKS TOKYO 2010のバージョンで、1番はギターと歌だけで2番から全パートが入った。
でも2番に入る前に盛り上げすぎてAメロに入った時急にすかすかになっちゃう気がして
しまいました。
最後もうまく盛り上げて、一気に駆け抜けるように"ある証明"!!
会場が最高潮に盛り上がる!拳の上がりっぷりが半端無かったです。
「ひとーつをてにーみらーいをえがーいた!!!」でほとんどの人が
拳を突き上げて見ていて壮観!パワーを出し切った所で余韻に浸っていると
2145年がすっと入ってきました。
皆、じっと作品を聞き入っていました。最後の盛り上がりも棒立ち状態で
乗り方がわからない、というよりはこう聴くべきだという感じでじっとしている感じでした。
CD通り、"2145年"からの流れで"ワンダーランド"が始まった。
オクターバーで音を上げて、とても深みのあるリバーヴがかかったサトマのベースフレーズを
じっくり堪能していた…んですが、オオキのバイオリン奏法がとても残念…テックに任せた方が
いいかな、って思えるほどでした。ここ!武道館までには完璧になるでしょう!!
CDのラストを飾る曲なので、終りかと思ってしまい、準備ができてないので
棒立ちで「え?終わりなの?」みたいな空気が漂っていた所で
バックにオオキがチリで撮ってきた星がキレイな写真が映し出されてALMAの説明が入る。
- 何処にいても例え見えなくても、すぐそばにこんなにキレイな星空が広がっているんですよ。何億とある星の中からこの星で人間として生まれて、その中でいろんな人と出会って、いろんな感情を嬉しい事や楽しい事、それだけじゃない感情を抱くんだけど、それでもこうやって生を受けたってことはとても素晴らしい事だし凄いことなんだ。そういう事を音楽という手段でありますが伝えたくて歌い続けています。ずっと伝えたい事は変わらない。せっかく歌えるという立場にあるのだからそういうものを伝えていきたい。そんなバンドがいてもいいじゃないですか?-
そのような壮大で中々それを気付く事は難しい事を僕らに伝えて、本編最後「ALMA」をしっとり歌いあげる。
印象的なイントロから始まって、どんどん物語が開いて、温かい音に包まれて、ライブ会場もしっとり感動する空気でした。ほんと"ALMA"は何か違いますよね。
そして、一旦袖からはけ、会場は手拍子の嵐。もうちょっと休ませてあげたいけれど、結構すぐに出てきてくれた。
「アンコールありがとうございます。そういえば、ほんの今さっきまで明日もあるんだって事を忘れていました」
会場「えー!??」
「それだけ、今回に集中してたってことですよ!本編が終わって、あーしんどい…うちあげだーって思ったてたら、そうだー!!!明日もあるんだった!!ってびっくりしました」
というトークを挟んでこんな話を。
「毎年こうやってライブが出来ているのは皆さんのおかげだと思っています。いつも音楽の事を考えていて、またいい作品をリリースして、もっともっと頑張って続けていきますので、みなさんもついてきてください!」
会場、「ついていくよー!」的な拍手を持って迎える。
「次は、ちょっと昔の曲やります!わかるかなー?」
"シンプルストーリー"開始!大いに会場盛り上がる!この曲も駆け抜ける感じがカッコイイ!
続けて"CARVE WITH THE SENCE"!会場も一緒に「カーウィッツザッセン!!」と叫んで
拳を突き上げて大盛り上がりを見せました!
そして、終わりかと思いきや、イチゴがまだ何かビートを刻んでいてオオキが
「今回はZepp規模に限られますが、映像を持ちまわれるという事で、是非皆さんに見てもらいたい映像があるんですよ。聴いてください、"廻る巡る、その核へ"」
"cps"~"廻る巡る、その核へ"映像はPV。確かに名作。あの大きなスクリーンで生演奏であのPVが見れる
というとても贅沢な内容になっていました。西郡さん…。また一緒に凄いの作ってやってください!(誰目線w)
コティの改造ロシアンBIG MUFFが会場をつんざく!激しいサウンドと共にその核が姿を現す。
"Your Song"で終わるACIDMANより"廻る~"で終わるACIDMANはとても勇ましく感じました。
"Your Song"は演奏が始まると「あぁ終わるんだな」って気持ちで苦しくなってしまうんだけれど、"廻る~"は作品に没頭しすぎて夢見心地でライブが終わる。それもまた乙ですね。
そして、演奏が終わると、メンバーは早々にはけて、エンドロールが流れた。
エンドロールは"最後の国"の特徴的なリズムを打ちこみで鳴らしながらギターの涼しいアルペジオがループする少しおしゃれな音楽と共に大団円を迎えた。
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そんな感じで、ライブは終了しました。ネタばれしまくりです。
以下、セットリストです。
Intro:最後の国(introduction)
01.風が吹く時
02.ONE DAY
03.飛光
MC
04.DEAR FREEDOM
05.波、白く
06.式日
07.赤橙
08.FREE STAR
09.water room(inst.)
10.真っ白な夜に(inst.)
11,ノエル
12.OVER
MC
13.レガートの森
14.Final Dance Scene
15.Under the rain
16.ある証明
17.2145年
18.ワンダーランド
MC
19.ALMA
encore
20.シンプルストーリー
21.CARVE WITH THE SENSE
22.廻る、巡る、その核へ
2011-03-06